仕事中に見つけたロゴを勝手に視覚調整する試み(2)

前回に引き続き、ロゴの視覚調整シリーズ。こちらも2年前の試み。当時勤めていた会社の中で見つけたロゴを、勝手に視覚調整します。

試行

例によってロゴの紹介とかはしません。毎度ですが、ロゴの正規のデータがあるわけではないので、トレースしたものを使用します。ひとまず、調整前後の画像を。

アウトラインでの比較

まず、ロゴから感じるジオメトリック感、格子に従ってパスを引いた感。もうすこしヒューマニストというジャンルのフォントに近づけたいなぁという感じ。

オリジナルの分析

オリジナルの分析

まず気になっている箇所をまとめてみます。

  • 縦と横の線の幅
    • 同じ幅になっているので、横を細くすることで調整します

    • 円形の文字は、見た目の水平方向の線(Xハイト、ベースライン)よりも小さく見えがちなので、上下少しはみ出すようにします
  • Sのギクシャク感をなんとかする
    • 変曲点に角度をつけてあげることでなんとかスムーズにしてあげたい
  • カーブの進入
    • 全体的に硬いので、もう少し緩やかにカーブに入れるように調整
  • 複数のストロークが連結するポイント
    • 黒みが増してしまうので、スッキリさせる

1回目の試行

なんとか調整してみました。それでも「S」のギクシャク感は残ります。

1回目の視覚調整

2回目の試行

1回目と比べてSのカーブは緩やかになりました。しかしながら、ちょっともっさりしてしまったかもしれません。2回めでもまだ赤を入れたい感じ、入れたし。

2回目の視覚調整、下段は1回目との比較

1回目の視覚調整と、2回目の視覚調整をそれぞれオリジナルと比べてみました。やはりSはだいぶマシになったかなぁと言う感じ。

こうしてみると、aとpは下寄り、yとnは上寄りに見えます。視覚調整後は軽減されているもののまだという感じ。

1回目と2回目の視覚調整をそれぞれオリジナルと比較

まとめ

円と直線だけで構成されている文字だからこそ、視覚調整した方が良いと思っての取り組みでした。いろいろ調整してみましたが、「S」の歪んだ感じは課題が残ったし、「a」「p」が正円のままになっていたりと、まだ直せそうです…。

全体的には、線の流れがスムーズになって、もっさりした感じを取り除くことができたと思います。

通勤中に見つけたロゴを勝手に視覚調整する試み(1)

2年前のとりくみだけど、改めてまとめておくことにします。

きっかけ・動機

毎日見ている電車の広告ですが、その中でも特に違和感を感じていたロゴがありました(今回のもの)。それならばいっそ、勝手に自分の思うロゴに変えてしまって、自己満足しちゃおうという試みです。自分の勝手な感覚だけで視覚調整をするわけですが、これを通して、見た目のバランス調整について友人たちに知ってもらいたかったというのもありました(当時はFacebookでシェアした)。共感は得られにくい。

試行

あえて、どこの団体のロゴに手を加えるなんて言う紹介もしません。純粋に、違和感を感じたもの「そのもの」だけに集中するので。そもそも、本物のロゴの意図なんてものは一切知らないわけです。なので、純粋に、違和感を感じている部分だけを直していきます。

ひとまず、視覚調整前後の画像を2枚。

本物のロゴタイプをトレースしたもの(上)、勝手に視覚調整したもの(下)
アウトラインで比較

とても細かい調整をしましたがざっくりまとめると以下の通り。

    • 縦に長く見えてしまう、若干下寄りに見えるので、ベースラインを少し調整
    • とにかく細く見える、偏と旁の位置のバランスが悪いので、偏を太く大きくし位置調整
    • 左右のはらいが少し細めに感じたので、ちょっと太く変更
気になっている箇所まとめ

まとめ

本物のロゴでは、水平方向の直線を強く感じましたが、調整を通して、緩やかリズム・流れを作ることができたかなと思います。

もう少し調整したかったという感想を持った記憶がありますが、当時は仕事が忙しかったのでここまでという感じ。