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HugoでInstagramの投稿を埋め込めなくなったので修正

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この記事で紹介している方法は、古い方法です。oEmbedの仕様は変更されました。

2020年の10月24日から、HugoのポストにInstagramの投稿を埋め込むことができなくなってしまいました。

The instagram-shortcode refers an endpoint of Instagram’s API, that’s deprecated since October 24th, 2020. Thus, no images can be fetched from this API endpoint, resulting in an error when the instagram-shortcode is used. For more information please have a look at GitHub issue #7879.

そこで、HugoのGitHubで紹介されていた対応方法でなんとか乗り越えたので、ここにまとめます。

手順は、Issueに載っている方法そのものですが、少しだけはまった部分もあったのでメモ兼ねて。

手順 #

概要 #

大まかな手順は以下の通り。

  • Facebook Developerのサイトで、Instagramの投稿を取得するためのアプリを登録する
  • 登録したアプリに「oEmbed」を使えるように設定をする
  • アプリのApp IDとClient Tokenを確認する
  • アプリを「ライブモード」にする
  • HugoのCustom Shortcodeを作成する
  • Shortcodeに、Facebook Developerで作成したアプリのApp IDとClient Tokenをセットする
  • サイトをビルドする(完了)

Instagramの投稿を取得するためのアプリを登録する #

https://developers.facebook.com/apps/ にアクセスします。右上に表示される「アプリを作成」をクリックします。

「アプリを作成」をクリック

作成するアプリの機能選択が表示されるので、「その他」をチェックして次へ進みます。

「その他」をチェックして次へ進む

次に、アプリ表示名や連絡先のメールアドレスを登録します。 画像で示すように、アプリ名に使用できない文字列があるので、注意が必要です。

アプリ表示名と連絡先メールアドレスを入力して「アプリを作成」をクリック

「アプリを作成」をクリックすると、セキュリティチェックが表示されることがあります(reCAPTCHA)。

「oEmbed」を使えるようにアプリを設定する #

ダッシュボード画面が表示されたら、リストの中から「oEmbed」を探します。 見つけたら、oEmbedの「設定」をクリックします。

「oEmbed」を有効化する

oEmbedから受け取るデータが、許可された用途に従って使用されることに同意して、次へ進みます。 こんな画面になれば、とりあえずはOK!

oEmbedの設定画面

アプリのApp IDとClient Tokenを確認する #

次に、今作成したアプリのアプリIDとクライアントトークンを確認します。

アプリIDは、画面のヘッダ部分に常に表示されているので、そこからコピーしておくと良いでしょう。

クライアントトークンは、左カラムのメニューから「設定」→「詳細設定」で確認します。 画面が表示されたら、ページを「セキュリティ」のセクションまでスクロールし「クライアントトークン」をメモしておきます。

詳細設定画面

アプリをライブモードに変更する #

ヘッダにある「開発中」の左にあるスイッチをクリックします。

設定→詳細設定の画面

すると、プライバシーポリシーのURLが無効である旨の警告が出てきます。 落ち着いて、文章内にある「基本設定」のリンクをクリックして、設定しに行きます。

ライブモード変更スイッチ

次の画像にあるように「プライバシーポリシー」の欄に、有効なURLを入力し「変更を保存」をクリックします。 途中「アプリの目的」の欄がありますが、こちらは「自分自身または自分のビジネス」を選択しておきました(必須かは不明)。

ライブモード確認ダイアログ

改めて、ヘッダーのスイッチをクリックすると、ライブモードにするかを問うダイアログが表示されます。 アプリのカテゴリを選択したら「モード切り替え」をクリックします。

基本設定画面

これで、Facebook側の準備はOK!

HugoのCustom Shortcodeを作成する #

ここからは、Hugo側の作業に移ります。 まずは、カスタムショートコードを実装します。 layouts/shortcodes/instagram.html のファイルを作成します。

Hugoプロジェクトのツリー

以下のコードをコピペして保存します。

{{- $pc := .Page.Site.Config.Privacy.Instagram -}}
{{- if not $pc.Disable -}}
{{- if $pc.Simple -}}
{{ template "_internal/shortcodes/instagram_simple.html" . }}
{{- else -}}
{{ $id := .Get 0 }}
{{ $hideCaption := cond (eq (.Get 1) "hidecaption") "1" "0" }}
{{ with getJSON "https://graph.facebook.com/v9.0/instagram_oembed?url=https://www.instagram.com/p/" $id "/&hidecaption=" $hideCaption "&access_token={APP_ID}|{CLIENT_TOKEN}" }}{{ .html | safeHTML }}{{ end }}
{{- end -}}
{{- end -}}

アプリのApp IDとClient Tokenをセット #

先ほど作成した instagram.html の一部を変更します。 {APP_ID}{CLIENT_TOKEN}の部分を、先程Facebook Developerで作成したアプリのIDとクライアントトークンに置き換えます。 123456|abcdefgのように、間をパイプ|で区切った文字列になります。 置き換えたら保存してください。

作業はこれで完了!

サイトをビルドする #

ここまでできれば、おそらくInstagramの投稿を埋め込めるようになっているでしょう! 作業は以上です、お疲れさまでした!