MacやiPadから印刷できなくなったので、調べたらBuffaloのルータのせいだった
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症状 #
ある日突然、MacやiPadから印刷できなくなりました。私の仕事部屋では、Canonのプリンターを使っているのですが、印刷をしようとすると「通信中です」のままプリンターが固まってしまうようになりました。
Mac側のプリントジョブも進みません。「プリント中」と表示されたままになってしまいました。
また、このウィンドウの「設定」からプリンターのステータスを見に行くと、「スプール領域がいっぱいです」と書いてあったりと、なんのことやら状態です。
調査 #
いろいろな試行を重ねたところ、Macから「Secure AirPrint」のプロトコル(通信方式)でプリンターと通信しようとすると、印刷できないということがわかりました。Secureではないただの「AirPrint」を使用した場合は、問題なくプリンターと通信することができました。
また、この現象はCanonだけでなく、EPSONやHPのプリンターでも発生するようです。このことから、問題の原因は、Canonのプリンターではないことがわかりました。
さらに、数週間前までは「Secure AirPrint」で印刷できていました。Canonのプリンターのファームウェアの更新もありません(1.0.0のまま)。MacOSの更新もしていません。では、どこが変わったのか……。
しばらく考えて思い出しました。Buffaloのファームウェアを最近更新したのでした。 原因はまさに、そこにありました。
Buffaloのルータのせいだった #
BuffaloのWi-Fiルータには、「ネット脅威ブロッカー」と呼ばれる不正な通信をブロックするフィルタがあります。これを有効化しているときに、MacやiPadとプリンターの通信がブロックされていました。
Wi-Fiルータの設定画面で、ネット脅威ブロッカーを無効化すると、MacやiPadから再び印刷できるようになりました。この原因にたどり着くまでに、3時間かかりました……。
まとめ #
Buffaloのルータにある「ネット脅威ブロッカー」という機能によって、MacやiPadからプリンターへの通信がブロックされてしまいました。ネット脅威ブロッカーはライセンス購入の必要な有料機能ですが、購入していなくても「使用する」にチェックが入っていると、プリンターへの通信がブロックされてしまうようです。私はおそらく、ライセンスを購入しないと思います。