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NTP同期時計のケースを3Dプリンタで製作した

2021年に実装したNTP同期時計のケースを3Dプリンタで製作しました。

NTP同期時計の機能 #

デスクトップで使用することを前提に、以下の機能がついています。

  • NTPで同期した正確な時刻表示
  • 5つの独立したストップウォッチ
  • ストップウォッチで計測した時間をSlackに送信
  • 指定時刻に光で知らせるアラーム
  • 30度の角度がついて、見やすく押しやすい

ストップウォッチ機能について #

ストップウォッチは、シングルモードでは1つのタスクだけを計測、 マルチモードでは、複数のストップウォッチを同時に走らせることができる。

シングルモード

シングルモード

シングルモードでは、押したボタンのストップウォッチがアクティブになり、それまでアクティブだったものは自動でストップします。

マルチモード

マルチモード

マルチモードでは、5つのストップウォッチを同時に走らせることができます。

計測した時間は、後から編集することも可能です(エディットモード)。

アラーム機能について #

アラーム機能では、設定した時刻になると指定したボタンが点滅してタスクの切り替えを知らせます。 液晶画面の右上には、タスクの切り替えまでの残り時間を表示します。

点滅したボタンを押すまで、点滅は消えません。 ボタンを押すことに、確認の意図を込めています。

利用する状況 #

仕事の時間管理に使用します。

  • タスクや案件ごとの工数を計測、急なタスク切り替えでもボタンを押すだけで計測を開始
  • 退勤する際に、計測状況をSlackに送信、勤務ログを残す

製作の背景 #

  • 複数の案件を掛け持ちしながら仕事をしているため、1日の間にタスク切り替えが頻繁に発生する
  • 案件ごとの作業工数をできるだけ正確に記録する必要性を感じていた
  • タスクを切り替えた「時刻」を記録するのは、意外と難しく忘れがち

パソコンで計測したらいいじゃないか、とも思いましたが……

  • パソコンにストップウォッチを常駐させるのは、ちょっと邪魔…
  • タスクを切り替える際にアクティブなウィンドウを切り替える必要もあるのが嫌… という理由から、物理的なデバイスがいいなと考えました。

ケース製作の様子 #

3Dプリンタでケースを製作する前 #

100円ショップで購入したハガキケースに入れていました。

プラスチックケースの加工が、想像以上に大変でした。 3D CAD、3Dプリンターを導入するきっかけになる製作でした。

ハガキケースは平たいので、表示が見にくいという問題もありました。 今回設計したケースでは、30度の角度がついたので、とても見やすくなりました。

実装当時の様子 #

2021年12月ごろの、プロトタイプから実装していくの様子です。