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この1年間でどれだけ未来大に関われたか - 2024年を振り返る

このページは、公立はこだて未来大学 Advent Calendar 2024 Part2の、16日目の投稿になります。そんなことから、このページの内容は、未来大生やその卒業生が読むことを想定した内容になります。

こんにちは、2009年入学、2015年修士卒の鈴木孝宏(sussan0416)と申します。 現役の学生が多いアドベントカレンダーですが、「未来大学に携わる方(学生,OBOG,教職員など)であればどなたでも歓迎」とありますので、せっかくなので今年も書かせてもらえたらと思います。

この投稿では、 この1年間でどれだけ未来大に関われたかを振り返り、それぞれから得た学びをまとめます。といっても、超簡単に結論を述べると、「今年は、未来大の現役生・卒業生・同期、時期が被っている人達とたくさん関わることができた」という結論になってしまいました。 そして今年、私はフリーランスから会社員に戻ったのですが、ここにも未来大の友人が関わっていたりします。この話も、スペースがあれば書きたいと思います。

もし、投稿の内容に関して、質問やコメントがある方は、Xでsussan0416にメンションしてもらえると助かります。 コメントは、フィードバックページからも送信できます。

プロフィール #

そもそも私は誰、というところを簡単にお話しします。箇条書きで申し訳ないですが、ざっくり以下のとおりです。

  • 北海道札幌市出身
  • 2009年に未来大に入学、情報システムコースに進む
  • プロジェクト学習は「Mind Communication」というプロジェクト
  • 美馬義亮先生の研究室に所属し、そのまま大学院に進学
  • 角康之先生の研究室にもお世話になった(美馬先生が、1年間、アメリカのUCバークレーで過ごしていたため)
  • 大学院時代は、未踏にもチャレンジした
  • 2015年修士卒→就職で上京→会社員→フリーランス→会社員(詳細はトップページで)
  • 埼玉県さいたま市在住、2025年からは札幌に拠点を戻す

卒業から12年目、修了から10年目って感じです。もう35歳ですが、よろしくお願いします🙇

未来大と関係のあった出来事 2024 #

では、本題に入りたいと思います。 この1年間で「どれだけ未来大にかかわることができたか」を振り返りたいと思います。直接的なものもありますが、ほとんどは間接的なものが多いですね…。ざっと、下に列挙してみます。

  1. 「公立はこだて未来大学アソシエイト」の称号を受けた
  2. 「FUNラジ」のバッシュくんの声かけに賛同し、FMいるかの山下健人くんに、誕生日のボイスメッセージを送った
  3. FUNラジの卒業生Discordに入った(けど、長いことログインしていない!!)
  4. 未来大の卒業生で現LINEヤフーの yamakenくん にリアルで会えたiOSDC 2024のポスターセッション
    1. 同じく卒業生で現ANDPADの kotetu さんも見かけたけど声かけるタイミングがなかった
  5. 2年前のアドカレで反応してくれた fal くんに、「知り合いと飲むから一緒に飲もうぜ!」と声をかけたのに、その飲み会が流れてしまい、そのままなってしまった
  6. 学生時代の友人から紹介された会社で、フリーランスから会社員になった

もっとたくさんあった気がしますが、大きく6点でした。

それぞれの出来事から得た学び #

では、ここからはそれぞれの項目について、ざっくりと紹介しつつ、この経験から得た学びを書いていきます。長くなってしまうので、各項目の末尾に、まとめ的なフレーズをつけておきます。

アソシエイトプログラム #

未来大は、今年の4月から、大学の教育方針や広報活動に理解を示す卒業生や関係者に「アソシエイト」という称号をつけて、ネットワークを作ろうとしています。

この取り組みには、大学間の競争が背景にあるようですが、それ以上に、大学自体が、卒業生とのつながりが薄くなってきていることが大きな課題になっているのではないかと感じます。 開学初期の教員等が退官・退職されたことで、開学初期の学生(=いま現役で、最先端で活躍している人材)とのコネクションが取りにくくなっている、ということなのだろうと思います。 僕自身は、いまでも未来大で学んだ日々が思い出深いものになっているので、この「アソシエイト」に賛同し、委嘱を受けることにしました。

具体的に何かしているわけではないですが、先輩世代との繋がりをできる限り長く保つことは、今後も意識しておきたいと思っています。

現役生、卒業生との関わり #

未来大の卒業生で、FMいるかに勤める山下健人くんに、サプライズで誕生日メッセージを送ったのは、とても楽しい思い出になりました。FUNラジの現役メンバーであるバッシュくんから「サプライズ企画をしたい」とDMが届き、卒業生を探すのに奔走しました。 僕の同期で、一緒にFUNラジを立ち上げた本多達也くんにも声をかけました。健人くんとはテニス部繋がりだったという理由で、本多くんにもメッセージを録音してもらいました。

超驚いた健人くんが見れてよかったw

超驚いた健人くんが見れてよかったw

夏には、リアルイベントに5年ぶりに参加し、会場では未来大卒業生のyamakenくんに初めて会いました。2020年くらいからTwitterをフォローしていた気がしますが、リアルでは今回が初対面でした。お互いにiOSエンジニアという共通点がありますが、未来大を卒業しているという共通点で、話が盛り上がりました。

そうした中で、2年前のアドベントカレンダーに反応してくれた falくんにも「知り合いと飲むから一緒に飲みませんか!」と(リアルで会ったことはないけど、オンラインで何回かやりとりをした後輩が、困っているようだ…!という理由だけで)声をかけたのですが、その飲み会が流れちゃったり、フリーランスから会社員へ戻った時期と重なって大変だったりで、falくんと飲むことが叶わないまま年末になってしまいました。すまん…。

「未来大の卒業生」という共通点だけでも話が盛り上がるので、改めて、先輩世代だけでなく後輩世代との繋がりも大切にしたいと感じました。

未来大の繋がりで、フリーランスから会社員にもどる #

思うことが多すぎて、超長いので、折りたたんじゃいましたw(クリックして展開)

ここ数年で、税金に関するアップデートがたくさんありました。住民税も、健康保険税(国保)、年金も、年々わずかながらも増え続け、終わると思っていた復興特別税も森林環境税に名を変えて継続になりました(たった1,000円とは言え「終わらんのかい!」という悲しい気持ちになった)。さらに、「インボイス制度1」という踏み絵っぽい制度が、2023年10月から始まりました。

それまでは、むしろ委託元の会社が消費税を「仕入税額控除2」できるようにするために「区分記載請求書3」を作っていたのに、それは「不適格請求書」となり、加えて免税事業者4側(フリーランス側)が消費税を「納めずに預かっている」と捉えられるようになりました。「じゃぁなぜ免税事業者を残すのか」という矛盾したスタンスに僕は納得できず、僕はインボイスの登録事業者にならないまま、今日まで続けています(会社員に戻ったけど、個人事業者としては継続している)。いや、僕はインボイス制度が始まる前に2年間課税事業者として消費税を納めたわけでして、その結論が、これなんですよ。

そんなフリーランスを取り巻く環境が変化したにも関わらず、インボイス開始後も、どの案件も契約を続けてくださっていて、どの会社さんにも感謝の気持ちでいっぱいでした。そのうち1つは、未来大の友人から紹介された会社です。この友人は、案件がなく精神的にもキツかった時期に助けてくれました。

そんな中、今年はついに、事業の資金が不足し、今までは事業側の口座から払えていた税金も、事業主借(個人の口座から事業用口座にお金を移動すること)で税金を払ったりしていました。この段階で僕は、やっと、契約終了も覚悟で価格交渉をするわけですが(この頃はマジで胃が痛い毎日だった)、そこで言われたのは「社員になりませんか?」という言葉でした。

「契約終了じゃなくて、社員……!!」という衝撃がありました。「妻とも相談します」と保留にするものの、心の中では即決でした。だって、めっちゃ高い国保払わなくていいんだもの。年金だって3階建てになるし、雇用保険だってつく。なにより会社と折半!!この上ない開放感が私を包みました。

あぁ、もうフリーランスやめていいんだ当初の目的は十分達成された。子どもも大きくなってきて、僕が必要な場面も減ってきていたし。フリーランスは僕のスタイルに合っていたけど、正直これを続ける理由がなくなっていたし、そろそろ戻ってもいいかなって思ってたよ。

未来大の友達がきっかけで業務委託として入場した会社で、そのまま社員になりました。インボイス制度開始後も契約継続ありがたいと思っていたのが、まさかの、雇ってくれてありがたいという気持ちに変わりました。

仕事がない時や、心が疲れてしまった時に助けてくれるのは、家族や親戚だけではありません。むしろ、そういった血縁関係よりも、大学や高校の友人だったり、勤めたことのある会社の同僚・同期だったりの、属性の近い人が助けてくれたりします。僕の場合だと、それは大学の友人だったり、学生時代にお世話になった年上の人だったりしました。

ですから、皆さんも、いまの繋がりを大切にしてほしい。まぁ、昔と比べてSNSでやり取りすることが増えたので、そもそも関係が切れにくい世の中にはなっています(なんで繋がったかさえ忘れたアカウントが残り続けることも多い)。でも、就職したり進学してからも、時々連絡とるのがおすすめです。

いや、具体的に何かする必要はなくて、「いいね」を押すだけでも良いのです。生きてるよ、見てるよって、アクションしているだけでも、本当に必要になった時に声をかけやすいものです。

まとめ(まとまる?) #

長々と書きましたが、とにかく今年は、未来大の現役生・卒業生・同期、時期が被っている人達とたくさん関わることができました。 FUNラジに関われたことが特に思い出深く、また函館に行きたい気持ちが高まりました。 来年は、札幌に拠点を戻すので、今までよりは函館に行きやすくなるかな…?と、思ったりしています(10年過ごした関東を離れる)。家族で函館に遊びに行きたい。

そういえば仕事で、「商談相手が、未来大出身の〇〇さんだったよ!」などと教えてもらうこともあり、「コロナとか色々あったけど、あの先輩も元気でいたんだな、懐かしいな」と思うことがありました。 開学から20年以上経っているので、世の中を見れば、いろんなところに未来大出身の人がいますね。

この逆に、あの人からはもう「いいね」が来ないんだな……と言うこともありました。 部活の後輩で、久々に飲みたいなぁと思っているうちに、叶わなくなってしまいました。 僕がそっちへ行くのは、まだ時間がかかりそうだけど、また一緒に飲みたいな。

私からは、以上です。長々と失礼いたしました…!


  1. 国が認めたフォーマットの請求書でやり取りしないと、仕入税額控除をできないようにする仕組み。そして、そのフォーマットに準拠すると、自動的に課税事業者(消費税を納める事業者)になる。免税事業者という制度を残したまま、それを駆逐しようする矛盾した制度。 ↩︎

  2. 納める消費税 = 売上の消費税 - 仕入にかかった消費税(この引き算ができる仕組み)。インボイス制度は、超簡単にいうと、これをできないようにする仕組み。 ↩︎

  3. 8%軽減税率, 10%の消費税額を分けて記載した請求書。 ↩︎

  4. 売上1,000万円より少ない事業者が消費税の納税を免除される制度 ↩︎